User talk:もっつぁれらちーず

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If I could translate about these big problem(I made a copy from this page https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA), I might be able to read normal Harry Potter books in English and Japanese. Japanese readers don't know Harry Potter. They (also me) know only Potta- Hari- written by Matsuoka in Matsuokese. I can't agree with her Japanese sense. (About problems of the translation into Japanese.)

Problems of Japanese translation[edit]

About the translation into Japanese[edit]

All the books translated into Japanese by Yuka Matsuoka松岡佑子. Mrs. Matsuoka is a simultaneous interpreter in international meetings and she hadn't translated any a literary works before Harry Potter books.

Mrs. Matsuoka and the company Say-zan-sya's a success story attracted greatly people's attention in Japan[1], about the translation, some people doesn't agree with and the other people agree with[2][3][4]

And, 翻訳家や原書読者などからは全巻を通じて誤訳・珍訳の問題点が指摘されており[5]、多数の検証サイトやブログ、掲示板が存在する。2001年頃には児童読者からの誤訳の指摘も松岡の元に届いていた[3]。以下には、主な問題点を挙げる。

原文の単純な誤訳[edit]

第1巻16章
原文:slyly the poison trie to hide. You will always find some on nettle wine's left side.
これを「毒入り瓶のある場所は いつもイラクサ酒の左」と訳したため、原書では筋が通っているパズルが日本語版では解きにくくなっている。これを「イラクサ酒の左には いつも毒入り瓶がある」とすることで、部分的な解答を得ることが容易となる。ただし、文章では瓶の大きさを判別できないため、読者が文章のみから完全な解答を導くことはできない[6]
第5巻6章
原文:I camped out at your dad's in the school holidays,
"camped out"を「キャンプした」と訳した。しかしこの発言は、キャンプしたのではなく、話者が家から飛び出し親友の実家に世話になったことを意味しているため、誤訳である。携帯版では修正されている。
第5巻25章
原文:I'm on probation
ハグリッドの発言を「停職になった」と訳したが、この発言後も学校で働き続けているため、誤訳である[5]。携帯版では「停職候補」に変更されたが、"probation"は執行猶予の意味であるため、訂正になっていない。
第6巻20章
原文:You are omniscient as ever, Dumbledore.
これは、ヴォルデモートは他意がなさそうな様子で職をもとめにきたが、実は近くの村の宿屋ホッグズ・ヘッドに手下たちを待機させていたことをダンブルドアに指摘され、居直って返した台詞である。人から怪しい行動を指摘されて返す言葉が「博識ですね」というのはずれている。omniscientには「博識の」というような意味もあるが、この状況では「お見通しですね」「千里眼ですね」などが正しい[5]。文庫版では「相変わらずなんでもご存知ですね、ダンブルドア」に修正されている。

日本語訳独自の脚色[edit]

本シリーズは、1990年代のイギリスを舞台にした物語である

原書においては、一部の登場人物に訛り[7]や特徴的な口癖[8]が与えられ、個性を表現しているが、日本語では英語以上に一人称や言葉遣いの表現が多様である(役割語等も参照のこと)。

したがって、1990年代という時代設定から逸脱した一人称・言葉遣いを用いたことによって、原作と日本語版ではまるで印象が違ってしまっている登場人物も少なくない。明治大学教授で翻訳家の高山宏は、「魔術という古い世界と現代のティーンエイジャーの世界の交錯がこの作品の醍醐味なのですが、日本語訳では会話文と普通の文章がごっちゃになって読みにくい」と評している[5]。この他、『手水場』『下手人』『旅籠』など時代がかった言葉が多いことも、「センスが悪い」と批判されている[5]。口語としてあまりに不自然な場合、映画版の吹替え・字幕では修正されている。

また、本文には、特殊フォント・太字・囲み文字・網かけ文字やイラスト風の囲みが多用されているが、いずれも底本のブルームスベリー社版には無い、日本語訳独自の演出である。これは、原作者の意向で本文中に挿絵が使えないため、読者がイメージを膨らませられるようにという松岡の考えで行われた[3]

設定・世界観の無視[edit]

「Magical Law Enforcement Squad/Patrol」は、3巻で魔法警察部隊と訳されたが、4巻11章で、魔法族は「警察」(Policeman)の語を用いることができず「慶察」(Pleaseman)と呼んでしまうことが判明した。しかし5巻7章ではこの設定は無視され、魔法"警察"パトロールと訳されている。ちなみに中国語版では、直訳の『魔法法律執行隊』が採用されている。

7巻20章では、7巻前半以降「ヴォルデモート」という言葉に呪いがかけられ、使用すると保護が破られ直ちに発見されるということが判明した。しかし7巻22章で、ハリーは保護が破られる前に「ヴォルデモートは海外だ!」と発言している。この翻訳ミスは携帯版でも訂正されていないが、文庫版では「あいつは海外だ!」に修正されている。

7巻33章では、リリー・ポッターペチュニア・ダーズリー姉妹の長幼の順について、ペチュニアが姉であることが判明する。しかし、静山社版では長らくリリーを姉として訳し、携帯版および映画版でもそのように統一していた。このため、7巻での姉妹関係の部分は翻訳せずにぼかしている。松岡側は、4巻付属のふくろう通信にて「原作者に確認を取った上で、リリーを姉とした」と説明していた。同じく長幼を訳出する中国語(簡体字)版では、1巻からリリーが妹(=ペチュニアが姉)であることが明確に訳されていた(→詳細はペチュニア・ダーズリー#姉妹の長幼の順について)。

なお、前出の高山宏は、イギリス版の中表紙のホグワーツの紋章をカットしたことを批判した上で「翻訳以前に、物語の持つ世界観を、最低限踏まえた上で紹介するのが訳者の責任だと思う」としている[5]。しかし、紋章の不掲載についてはドイツ語版などでも行われており、日本語版だけの問題ではない。

訳語の不統一[edit]

固有名詞が、同格の用語ごと或は各巻ごとに統一されていないという問題がある。以下は、主なもの。

魔法の名称
魔法の名称には、原書では規則性があるものの、日本語訳には反映されていない。
慣用表現
原文:Merlin's beard!
直訳すれば「マーリンの髭」であり、イギリス魔法界特有の驚きの表現である。様々な人物によって発言されていたが、台詞には統一性が無かった。7巻になってはじめて、魔法使いマーリンに由来することを反映させ、ある登場人物の言い間違いを「マーリンの猿股!」と訳したが、日本語読者には言い間違いであることが伝わっていない。
魔法省の内部部局名
魔法省(Ministry of Magic)の各部門の下に、Headquarters(本部)、Squad(部隊)、Office(局)などが設置されている。例えば、高度な特殊能力が求められる、闇祓い・忘却術士はHeadquartersであり5巻ではどちらも「〜本部」と訳されていた。しかし6巻では、闇祓いのみ「闇祓い局」に変更された。この他にも不統一がみられ、原文では同じ語が用いられた同格の部局であるにも関わらず、日本語訳ではそのことが反映されていない。
人名表記
基本的に小説の翻訳をする際には、登場人物の出身国に合わせて仮名表記を統一する。しかし、イギリス生まれの「ルーファス・スクリムジョール/Rufus Scrimgeour」はフランス語読みの仮名が採用されており、「フラー・イザベル・デラクール/Fleur Isabelle Delacour」はフランス出身であるが、英語読み表記である。

日本語の誤用[edit]

日本語の語彙が、正しい日本語の意味とは異なる意味で使われている箇所が多々ある。

第4巻3章
原文:He had said the magic words.
ハリーが伯父に向かって効き目のありそうな脅し文句を言った場面。日本語訳では「殺し文句を言ってやった」としているが、「殺し文句」とは相手をうれしがらせて引きつける言葉のことで、効果的な「脅し文句」のことではないので間違いである[5]
第5巻4章
原文:he said the owls might be intercepted.
「あの人は、ふくろうが途中で傍受されるかもしれないといってた」と訳されている。"intercept"には途中で捕らえる・(電波を)傍受するという意味があるが、この場合可能なのはふくろうを捕獲して連絡内容を調べる事である。そもそも、傍受は電波に用いる語なので日本語として間違っている[5]

この他、主語の重複といった文法の誤り(第5巻30章ほか)等もある。

登場人物・動物における容姿の変更[edit]

日本語版では、クルックシャンクスの体毛は赤みがかったオレンジ色と訳されているが、これは”orange cat”の誤訳である。英語で動物をorangeと形容する場合、茶色いものを指す。本物のオレンジのような、目の覚めるような、といった表現は原書に見られない。 リーマス・ルーピンの髪の色はlight-brownであり、邦訳にある鳶色より数段明るい茶色である。


その他表現に関する問題[edit]

第2巻『秘密の部屋』の作中において「先天的疾患に対する差別的表現がある」として2000年10月に市民団体「口唇・口蓋裂友の会」が抗議、問題箇所の削除を要求。静山社は著者と共にこの市民団体と協議し同年11月「第六十六刷から該当箇所を削除」する事を回答。市民団体側は各都道府県教育委員会、全国の図書館や書店に対し配慮を行うよう同年12月に要望書を送付した[9]

販売形態に関する問題[edit]

上下2冊組となった第4巻以降、返品を不可とする「買い切り制(責任販売制、買取り制ともいう)」となったため、一般の小売りと同等のリスクが発生した。この点については、第1巻・第2巻・第3巻が入手困難となったことから、書店業界側からの要望でもあった[10]。また発行元である静山社自体が小さな出版社であるため、大量発注を受けた結果として大量の返品を抱えた場合のリスクが小さくないという出版社側の事情もある。

2004年9月1日に第5巻『不死鳥の騎士団』は、初版290万セットで発売されたが、2週間以内に売れたのは65%にとどまった[11]。発売後すぐに実売部数は200万部を越えるベストセラーとなったが、発行部数に対して大量の在庫が出たため、書店業界から悲鳴が上がる事態となった[10]。これは、書店からの発注をそのまま受け入れて発行したからで、出版社(静山社)・取次会社(トーハン)・書店の調整不足が指摘されている[12]

日本書店連合会からも高正味[13]と買い切り制の採用や、静山社が広告を打たないことに対する不満が、複数回表明されている[14][15]。こうした状況に対し松岡佑子は「クリスマスまでにたくさん売れるように期待しています。新聞広告などで私たちも応援したい」と発言[12]。その結果、12月にネタばらしとなるキャッチコピーを広告に掲載し物議をかもした。

その後の、第6巻、第7巻では、書店が発注を控えたため、第5巻ほどのトラブルは生じていない。

  1. ^ AERA 2002年2月4日号「静山社社長 松岡佑子 解放された姫」
  2. ^ 2000年02月13日 朝日新聞「天声人語」
  3. ^ a b c 有鄰 408号「『ハリー・ポッター』人気の秘密」
  4. ^ 『ハリー・ポッターとその時代』、小林矩子著、武蔵野大学出版会、2008年
  5. ^ a b c d e f g h 週刊文春 2008年7月10日号「最終巻直前SP 『ハリー・ポッター』の翻訳はやっぱりおかしい」
  6. ^ 桜花学園大学教授:岩井齊良によるパズルの検証、[1]
  7. ^ ルビウス・ハグリッドのイギリス南西部訛り、スタン・シャンパイクのロンドン訛り、フラー・デラクールのフランス語訛り、ビクトール・クラムのブルガリア語訛り、など。
  8. ^ アラスター・ムーディの"Constant vigilance!"、ニンファドーラ・トンクスの"Wotcher"、ホラス・スラグホーンの"Oho"、など。
  9. ^ 「実例・差別表現」堀田貢得著 大村書店 2003年7月 ISBN 4-7563-3021-5
  10. ^ a b 週刊朝日 2004年10月22日号「『ハリポタ』魔法切れの大失速 初版290万セット、販売の誤算」
  11. ^ 2004年10月1日 読売新聞「発売1か月、ハリポタ魔法切れ? 在庫消化できず、書店困った…」
  12. ^ a b 2004年11月23日 朝日新聞「大誤算ハリポタ第5巻 仕入れすぎで書店が悲鳴」
  13. ^ 正味=版元(出版社)が取次に、取次が書店に本を売るときの掛け率をいう。高正味=この場合、版元側の取り分が多い、の意
  14. ^ 全国書店新聞 10月1日号
  15. ^ 全国書店新聞 10月11日号